●概要
東床尾山は、関西百名山および「ふるさと兵庫50山」に選ばれている山であり、一等三角点の山でもある。
それに対し西床尾山は地味な印象であるが、西床尾山から東床尾山にかけての稜線は、広葉樹の森が広がっており歩いていて気持ちがよく、時間があれば立ち寄るのもいいでしょう。
●登山道
今回ご紹介するルートは、朝来市糸井側から登るコースで、京阪神などからの登山客の場合は、アクセスの関係からこのコースが一般的である。
所要時間は、周回コースの場合、走行距離約7km、約5時間である。
登山口からしばらくの間は、基本的に沢を登るルートで、沢を渡る区間が数カ所ある。
沢の水量は、通常あまり多くないが、沢を渡る時は滑りやすいので注意が必要で、増水時には沢の横断箇所が多い羅漢谷の通行を避けたほうがよい。
また羅漢谷は一部登山ルートが不明確な所があるので、周回ルートを計画されている方は、西床尾山から先に登ることをお勧めする。
鎖場やはしごの設置された区間はないので、沢の通過時以外に危険箇所はなく、西床尾山から東床尾山への明るい広葉樹の稜線は歩いていて気持ち良い。
●山頂
東床尾山の山頂は、周辺に樹木がなく開放的で展望もよい。
西床尾山の山頂は松などが生えているが、鬱蒼とした感じはなく、樹木の隙間からの展望はある。
●アクセス (登山口駐車場周辺の道路状況など)
糸井側の集落を通過し、しばらく舗装された川沿いの山道を進むと、東屋がある駐車場が見える。
駐車場まで悪路はないが、糸井の大カツラまで行く場合は、未舗装の林道となる。
●その他
樹齢2000年と言われているカツラの大木は、一見の価値あり。
休憩に良さそうな場所は、各山頂や稜線である。
羅漢谷を行く
沢を渡る箇所の標識
西床尾山山頂
東床尾山山頂