14.”過電流継電器の整定”について
過電流継電器(52R)の整定については、電力会社の整定表により設定し、それ以上の値に整定しないこと。
下記は一般的に考えられる整定例です。
○ | 整定例1 51Rは契約電力、51Fは負荷側の電力がおおよそ推定され、今後当面負荷設備の増加がない場合。 限時要素:上記電力110%〜150% 動作時間整定値は電流整定値の200%入力時1秒以下 瞬時要素:契約電力の500%〜1500% |
○ | 整定例2 変圧器の容量から算出する場合で、下記の値の直近上位の電流タップとする。 電流タップ: 3相の中で一番電流が大きくなる相の電流 ✖︎ 安全率(1.1〜1.5) ➗ CT比 |
14-1 超反時限・強反時限・反時限について
過電流継電器の時限特性について超反時限と強反時限、反時限の違いは何か❓ → 三菱電機
下のグラフの様に、400%以下の過電流に対し超反時限より強反時限や反時限の方が早く動作するので注意が必要である。
