R3年6月中部近畿産業保安監督部より「更新推奨時期に満たない高圧ケーブルにおける水トリー現象に係る注意喚起」について、ホームページに掲載された。
近年製造後、15年未満の高圧ケーブルについて絶縁破壊に至るケースが増加していることから、高圧ケーブルを更新後期間が短くても、油断ができない状況である。
水トリー対策に有効なものとしてEEケーブルがあり、実績があるため推奨されている。
各事業所に設置されているケーブルが、EEかETであるか判別するには、設置時に工事業者に問い合わせるか、シースにEEケーブルである旨の記載があれば分かるが、見た目では判別できない場合が多い。
ケーブル更新時には、EEケーブルを指定しないとETケーブルになることがあるので、工事発注前に確認しておこう。
2021年7月