つぶやき

感電死亡事故について

 2021年2月に、電気保安法人の方がキュービクルにて点検中、死亡されたとの情報が飛び込んできた。
 このような事故の発生を耳にすると、同じような事故に合わないよう注意しなければならないと感じるのであるが、電気主任技術者や保安業務従事者など電気のプロであっても電気に関わる以上、感電死亡事故に遭遇するリスクがある。
 何故か?
 高圧の設備の場合、感電のリスクのある設備は、高圧ケーブル端末とKIPなどの接続部やLBS、断路器がその大半を占めると思われ、充電部が露出しているものや端子がテープ処理だけのものが存在するからである。
 点検義務や工事など計画準備、停電などの事故の確認など、キュービクルは扉を開ける必要があり、電気室には入る必要があるので、気分が悪くなって倒れこむなどした場合に、充電部に接触する恐れがある。
 充電部が露出しない製品が発売されれば(技術的に難しいとは思えない)、高圧設備の感電死亡は皆無になる。(断路器の操作ミスによるアークは除く)
 教育だけでは感電事故は防げるのであろうか。
2021年2月
 

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