簡単な事ほど注意が行き届かないのが人の常である。
年次点検で行う停電復電操作において、作業終了後低圧ブレーカーなどが停電前の状態に戻っておらず、常に電源が必要な設備の電源喪失や逆に電源を供給してはいけない所へ送電した為に、設備の破損や最悪工場などが操業できなくなる場合があるので細心の注意が必要である。
従って停電前の状態を記録し、復電後にチェックする事を忘れないようにする事が重要であり、操作したブレーカーにナンバーを貼って作業されたり、図面に記載するなど対策が必要である。
特に離れていたり隠れたところにあるブレーカーは、確認が漏れやすいので気をつけましょう。
年次点検の仕事を始めてまもない頃は、停電復電操作への注意が不足する様で、点検作業のみに注意が行かない様、客観的な目線も必要である。
D氏より