最初の頃は、ちょっとした高圧機器の汚損であっても、将来的にリークしないかと心配で丁寧に清掃し、絶縁抵抗値の回復を期待していたが、屋外キュービクルで樹脂製の碍子の場合は、水分などの影響により低下しやすく、更に時間が限られる年次点検では、短時間清掃しても絶縁抵抗値が回復しないことも多い。
電気室においては埃が絶縁物に密着しにくいため、清掃が容易で絶縁抵抗値の低下は少ない。
個人的には樹脂の碍子は汚損が目立ってきたら、メーカーが推奨するアルコールで丹念に清掃を行うことで、当日改善しなくても、次回に絶縁測定値の低下が少ないか、若干改善するように感じている。
S氏より