工事期間中の点検について保安管理業務マネジメント規程(例)等では下記のように記載されている。
「(1) 月次点検 主として運転中の電気設備を目視等により点検を実施する。受託事業場の規模及び条件によって、毎月、隔月又は3ヶ月毎に実施する。ただし、工事期間中にあっては毎週1回以上実施する。」
工事については、発注者側と請負業者間の問題であり、電気保安法人等については工事の契約に関し、何ら義務を生じる者ではない。
又設計監理は建築事務所が行う契約をなされていることが多いかと思われ、安全検査も定期的に実施されていることでしょう。(事業所の電気主任技術者であれば、発注者側の立場になるのだが)
建築物に付随する電気工事が電気工事のほとんどを占めていると思われるが、建築や工事経験のない者が工事期間中に何を点検するか疑問が残る。
しかし保安規程などに記載があるから点検義務は生じ、コンプライアンスを満たすために必要であるので、電気管理技術者が何を点検されているか興味がある。